Panasonic AG-DP800
演劇撮影用およびバックアップ用として使用しているカメラです。 Ｓ−ＶＨＳ ＶＴＲ一体型で軽いし、価格も手ごろ・多機能と、ちょっとどっか持っていくには便利なカメラです。ただカタログ上のスペックは結構高性能なのですが、実際の映像は・・・ ガンマ特性が悪いため暗部がつぶれぎみの映像になります。さらにキツイ輪郭がついてしまうので、長く映像を見ていると疲れてきます。 「も〜勘弁できない!!」と思い、業務用カメラの調整を専門でやっている ”ＵＢＣビデオ” さんに持ち込んで再調整してもらいましたが、内部がディジタルプロセス回路になっているため十分に調整できませんでした。(それでも前よりは良くなりましたが) また内蔵マイクは家庭用ビデオ程度の粗悪なマイクだったため、現在はＳＯＮＹのＥＣＭ−６７２を使用しています。 松下の映像機材はクセの強いものが多いので自然な画を求める人には合わないと思います。 それでも”腐っても業務用カメラ!!”家庭用カメラ最高画質と言われたＳＯＮＹ ＤＣＲ−ＶＸ１０００と見比べてみたところトータル画質はこのカメラの方が上でした。 さすがに長く使用していた事もあり、内部部品の劣化(電解コンデンサーのドライアップ)が目立ちはじめています。２０〜３０個ほど部品交換をしましたが、まだ不十分の様です。 完全にデジタル化に移行してしまった現在、ほとんど使用していません。 新人スタッフの研修用となっています。