SONY DSR-PD150

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家庭用カメラとして紹介しておりますが、実は家庭用ベースの業務用カメラです。

DCR−VX2000の業務用バージョンとして2000年6月に発売された製品です。
当初購入する予定は全くなかったのですが、撮影のため炎天下の中、一日中機材を持って歩き回る必要が出て来たため急遽購入しました。

画質については前モデルVX1000に比べると「だいぶ進化したな」というのが実感です。
VX1000では輝度信号の解像度ばかりを追求したような感じで、色信号の解像度が低すぎ人物の肌などが "のっぺり" してしまっていましたが、PD150ではだいぶ改善されています。
これでダイナミックレンジとガンマ特性がもっと良ければ「業務用カメラの画質に迫る・・・」ではなく、「業務用カメラの画質・・・」という事になるのでしょうが、この大きさと値段でそこまで欲張るのは「無い物ねだり」というものでしょうか・・・

このカメラはみなさん絶賛しておりますのであえて欠点をあげてみると、
1.液晶画面が左サイドについたため、テープの出し入れがグリップ側になったため、カセット挿入口のふたがグリップベルトに引っかかって取り出すのが不便。
2.マイクケーブルがハンドルの真横を通過しているため、持つ時に引っかかってしまう。(カメラを落としそうになって大変怖い)

という事です。どちらも「小型化のしわ寄せ」なのでしょうか。


組み合わせて使用している三脚はSONYのVCT−1100RMです。パン棒にズームリモコンやRECスタートスイッチ等が付いていて便利です。逆にズームリモコンが無いと、この手のカメラでは三脚を使用しての撮影は大変厳しいと思います。
VX2000用に海外製の良質な三脚がありますが、画質との兼ね合いから購入に踏み切れずにいます。