VTR修理奮闘記
 
ビデオハウスの技術力と格安料金実現の理由はここにあります!!
 
1999年12月25日撮影を終えて帰宅後、年内納品を目標に編集にとりかかったところ、再生に使用するVTR(Victor BR-S525)の再生画像がおかしいことに気づきました。
納品に時間もないのでとりあえず騙し騙し使用して編集を終了させました。

さて故障したVTRをどうしたものかと考えたあげく、正月休みを利用して直営で修理することにしました。
12月31日はコンピューターの2000年問題で出勤だったので、元旦に帰ってきてひと寝入りしてから修理にとりかかりました。

掲載画像は修理の片手間に撮影したので見づらいものもありますがご勘弁下さい。

ご意見等あれば掲示板にお願いします。

 

2000年1月1日

カラーバースト信号が無い!!
カラーバー波形 水平同期拡大波形
カラーバー波形(カラーバーストが無い) 水平同期信号の拡大波形
上記波形は故障したVTRで再生したカラーバー信号の再生波形ですが、よく見るとカラーバースト信号が欠けているのがわかります。

右の波形は水平同期信号の拡大波形ですが、通常中央の谷の後に9サイクル半のカラーバースト信号が±20IREのレベルで来るはずですが、ご覧の通り1サイクル分小さく信号が出た後減衰振動の様に徐々に無くなっています。(正常な波形はこんな波形です。)

通常こんな波形では編集に使用できませんが、フレームシンクロナイザー内蔵のスイッチャーを使用しており、録画用VTRには正常な同期信号波形が出力できますので、年内納品ビデオの編集は続行しました。

TBCが壊れた・・・

悪い部品は・・・

応急処置

修理完了

92年頃の製品は危険